【今月の健康取材記】

ラジオの健康番組で伺った、専門家のとっておきの話!
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
CATEGORIES
RECENT COMMENT
  • キズ・ヤケドは乾かさない、消毒しない!:形成外科医・夏井睦 先生
    msfuwafuwa (06/07)
  • 「乳がんと牛乳」から学ぶこと
    聖子です。 (11/09)
  • 「乳がんと牛乳」から学ぶこと
    乳癌宣告受けました (11/05)
  • 化学物質、放射性物質・・・デトックスの方法はある?:整体指導きらくかん・奧谷まゆみさん
    (04/09)
  • インフルエンザワクチンはいらない!:元国立公衆衛生院疫学部感染症室長・母里啓子さん
    セララ&#160; (03/01)
  • ホメオパシー:赤坂ロイヤルクリニック 渡辺順二 院長
    ワリオ (12/14)
  • インフルエンザワクチンについて
    ↑ (10/28)
  • インフルエンザワクチンはいらない!:元国立公衆衛生院疫学部感染症室長・母里啓子さん
    通りすがり (10/28)
  • ホメオパシー:赤坂ロイヤルクリニック 渡辺順二 院長
    マリオ (10/20)
  • 「乳がんと牛乳」から学ぶこと
    野母伊志穂 (06/25)
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
薬膳料理:ウエマツ薬局・植松光子 先生
 埼玉県川越市・ウエマツ薬局の光子先生にお話を伺うのは、もう何回目になるでしょうか?(植松光子先生について、詳しくは前回の記事をお読み下さいね。http://report.seiko-masuoka.net/?cid=13995 )
 いつも、気持ちよく取材を受けてくださって、本当に感謝しております。

 今回は、家庭でできる薬膳料理について教えていただきました。
 薬膳料理というと、ちょっと薬臭い、苦味や渋みをそこはかとなく漂わせた有難ぁ〜いお料理というイメージを抱いてしまいませんか?
 ところが、漢方的な働きのある食材を使って、「お母さんが心を込めて整える」のが薬膳!なんて言われているんだそうです。つまり、〜な症状を軽くしたい!、〜な体質を改善したい!・・・そんな思いを込めて作るのが薬膳料理であり、特別なものでもなんでもないのだそうです。

 例えば、風邪の引き始めに、鼻水でくしゅくしゅしたり、寒気がした時には、体を温めることが必要です。そんな時には、ネギをたっぷり刻んで、生姜の摺り下ろしをお味噌汁に入れて飲んでみましょう。体が中から、ポカポカして来る筈です。
 喉が痛くて熱も出てきた・・・そんな風邪には、鳥の手羽元でスープをとり、春雨と野菜を入れてコトコト。緑豆には、熱を取ってくれる働きがあるそうです。ですから、ジャガイモのでんぷんで出来た春雨ではなく、緑豆春雨を選びましょう。
 食欲も無く、気持ち悪い・・・そんな症状になったら、梅干しと赤紫蘇を刻んでおかゆに入れて食べます。赤紫蘇は、立派な漢方薬だそうです。

 如何ですか?光子先生に教わった薬膳料理・・・本当にいつものメニューそのものです!!これを、必要なタイミングで食べることで、立派に効果を発揮してくれるのです。

 ちなみに、光子先生は、このたび、薬膳サロンを開設されました。著書「アトピーは中医学と薬膳で治す」を読んで、日本中のみならず外国からもやってくる患者さん達に、薬膳料理を振舞ったり、食事指導をなさったり・・・。それでなくても緊張を強いられることの多い患者さん達に、くつろいで欲しいとの想いが込められたサロンです。
(実は、オープンの際にご招待頂いて、伺ってきました。とても明るい、素敵なサロンです。とても美味しい薬膳料理をご馳走にもなりました。美味しいものが体に良いなんて!!なんてなんて素晴らしいのでしょう〜っ!)

 サロンについて、詳しくはウエマツ薬局のホームページを!
http://www.kanpo-bijin.com/ 
漢方:植松光子 先生
 私の健康番組には、なくてはならない人の一人、それが植松光子先生です。西洋医学の薬剤師さんであり、中国政府認定国際中医師試験に日本人女性として始めて合格した、「東洋医学の名医134人」にも紹介されている先生です。ご自身のお嬢さんが酷いアトピーだったことから、漢方との出会いがあったと伺いました。だから、光子先生は患者さんの気持ちや体調の変化に、まるで包み込むように対応されるのですね。素敵なことです。

 だって、病院や薬局で症状について話す時に、型通りの質問をする先生より、どうしてそうなったのかを探ろうとしてくれる先生に出会えるだけでラクになった気がするではありませんか!?

 漢方では、症状を抑えるのではなく、その人その人のタイプにあった薬を見つけて根本の解決を目指します。
 例えば、花粉症と一口に言いますが、花粉症は免疫病なので、免疫力が弱ってきたときに発症したり症状が悪化したり・・・。特にアトピーの人は、花粉症になりやすく、酷い場合には、顔や手など出ているところに花粉が当たってブツブツと赤い発疹が現れるなんていう症状も見られるそうです。

 そもそも、人には元々の体質があり、どちらかの方向に傾いていたりします。その傾きが酷くなった時に、まさにツッカエ棒となって補正し、真っ直ぐに立たせようとするのが漢方薬!ところが、その方向を間違えたツッカエ棒では、更に傾かせてしまったり、あるいは、あらぬ方向に傾かせてしまったり。

 だからこそ光子先生は、漢方では、どちらに体質が傾いているのかを見定める為に、舌を観察すると仰います。健康な人の舌は、しっかりして薄いピンク。胃腸や筋肉が弱く冷え体質の人(花粉症の人に多い)は、舌の縁がフニャフニャしている。一方、花粉症でもアトピーの人の中には、熱がこもった赤い乾いた舌の持ち主もいるとか。
 こうした観察や問診によって、その人にあった漢方薬が処方されるのですね。

 体質や、食事については、先生の著書「アトピーは中医学と薬膳で治す」(二見書房)をお読み下さい。アトピーの人のみならず、健康に自信のある人にもお奨めです。
 

ウエマツ薬局のホームページ
        http://www.kanpo-bijin.com/

(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.